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季節の行事

鏡餅はいつまで飾るもの?固い鏡餅の切り方とおいしい食べ方

2017/01/22

毎年、鏡餅を飾っているけれどなんとなく、大晦日に飾って旦那さんの年末年始の休みが終わったらさげてきた、という感じではありませんか。
また毎年、大量のお餅の処分にも頭を悩ませていたりしませんか。家族はなかなかお餅を食べてくれないものです。

手を付けかねているうちにカビが生えて、捨てざるを得ないということもあるのではないでしょうか。そこで本記事では、鏡餅について考えてみたいと思います。

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鏡餅はいつまで飾るもの?

鏡餅は、新年にお迎えする年神様へのお供え物です。鏡餅には、年に一度家に訪れる年神様が宿られます。

鏡餅もしめ飾りも、31日は一夜飾りといい、葬儀の飾りが一夜限りであることに通じるため避けられてきました。
29日は、9(苦)がつくと気にするかたもおられます。

ですので、12月13日(事始め。年神様をお迎えする準備を始める日)から28日までの間、または、30日に飾るようにします。

鏡餅は、床の間と玄関に大きな鏡餅、それよりも小さな鏡餅を仏壇、神棚、そして、台所やトイレ、その他の大事な場所にもお供えします。
床の間の無いお家では、リビングやダイニングの机などにお供えします。

そして、しめ飾りについては松の内の1月7日までに取り外します。
(松の内は年神様がいらっしゃる期間です。1月15日までの地域もあります)

一方、鏡餅は「鏡開き」の11日に下げてから食べます。11日に下げて、調理は12日以降でもかまいません。

固い鏡餅の切り方

鏡餅は鏡開きのころには固くなっていますよね。ただし、鏡餅は切らないものとされています。昔の武家社会のしきたりから、鏡餅を開く時には「切る」につながる刃物は使いません。

そこで、電子レンジで軟らかくする方法があります。電子レンジで1分位チンすれば食べられるぐらいに軟らかくなります。

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水でぬらした陶器などの容器に入れてレンジで温めてやわらかくします。容器は水で濡らしておかないと、お餅がくっついてしまいます。気をつけてください。

ただ、お餅が完全に乾燥して固くなってしまうと電子レンジでも軟らかくできません。
その場合は、金槌で叩くようにします。
飛び散らないようにきれいなビニール袋などに入れてから、金槌で叩きます。

適当な大きさにしたら鍋で煮て、食べられるくらいにやわらかくします。

鏡餅のおいしい食べ方

鏡餅を食べられるくらいの大きさと柔らかさに戻すことができたら、次はおいしい食べ方です。定番のお雑煮、お汁粉のほかには以下の食べ方はいかがでしょうか。

  1. 磯辺巻き
  2. 大根おろしあえ
  3. 焼いた餅を鍋に入れて食べる。
  4. フライパンにバターを入れてお餅を炒めてお醤油をかけて食べる。
  5. 4.のお餅を、お醤油ではなく、カレーにつけて食べる。

とくにお勧めなのは、5.です。

お餅をバターで炒めることでもっちりしたバージョンのナン(インド料理で出てきますね)のような感じになります。なので、カレーにつけるとちょっとしたインド料理気分を味わえます。

わが家でもそれまでは、お餅を残すことが多かったのですがおいしく食べることができました。カレーなので、小学生のお子さんにも喜んでいただけると思います。

なお、カレーを作るのが面倒な場合はレトルトカレーでも全然OKです。
むしろ、お昼に1人で残ったお餅を食べる場合なんかは簡単にできて便利ですので、ぜひお試しください。

まとめ

鏡餅をお供えする期間や鏡開き後の食べ方についてご紹介させていただきました。
鏡餅は、今年1年への感謝とともに新しい年に年神様をお迎えする意味があります。そして鏡開きは、お正月の間にお供えした鏡餅に授けられた力を家族みんなでいただくものです。

神様に感謝しながら鏡餅をいただいて、ご家族が心新たに一年を頑張れるようにしたいですね。
ご参考にしていただけましたら幸いです。

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