こだわらずにいこう

固まっているより、面白そうなことはどんどんやってみる。

生活

アンテナ線がない部屋でテレビを見るには?ケーブルの延長は不要

2020/05/07


ある部屋にはテレビを繋ぐ口(アンテナ端子)があるのに、例えば隣の子供部屋には無い場合があります。できれば子供部屋でもテレビを見れるようにしてあげたいと思っていませんか。

ただ、アンテナ端子も1つしか口がなく、既にテレビを繋いでいる場合は追加でアンテナ線の工事をしなければならないのでしょうか。また隣の部屋からテレビのアンテナケーブルを延長するとしても、壁に穴を開けるのは避けたいものです。
そこで、このような場合にはどうすればよいかを考えてみます。

スポンサーリンク
  

アンテナ線がない部屋でテレビを見るには?

テレビを繋ぐためのアンテナ端子が無い部屋でもテレビを見るには、チューナー部分(本体)とモニターが別れているタイプのポータブルテレビを使う方法があります。
わが家では、パナソニックのポータブルテレビ(プライベート・ビエラ:UN-15TD6)を購入して設置しました。

まず壁のコンセントのところにあるアンテナ端子と、ポータブルテレビの本体をアンテナケーブルで接続します。
本体はアンテナ端子からのテレビの信号を、無線接続でモニターへ送信します。
モニターはそれを受信することで、テレビを映し出すことが可能になっています。

壁のコンセントとアンテナ線の設置イメージです。
bunpaiki201612_01

ポータブルテレビの本体です。CDのケースを開いたものよりは大きいですが、わりと近いサイズ感です。

こちらはモニターです。

デジタル放送はUHF帯の電波で、障害物の影響を受けやすいです。
そのため、電波塔から遠く離れている地域や、ビルに囲まれた都会のマンションなど、電波の状況があまりよくないところでは地デジ用室内アンテナを使っても、うまく受信できない場合があります。

しかし、リビングなどのテレビが問題なく受信できているお家であれば、このようなタイプのポータブルテレビを使うことで、アンテナ端子が無い部屋でもテレビを見ることが可能となります。

ケーブルの延長も不要

アンテナ端子がない部屋でテレビを見るには、本来はその部屋までアンテナケーブルの延長が必要ですが、本体とモニターが別れているタイプのポータブルテレビでは、それが不要です。

但し、アンテナ端子が1つしか設置されておらず、それが他のテレビで既に使用されている場合は分配器でアンテナ端子を2つに分ける必要があります。
分配器は家電量販店などで1000円~2000円で購入可能です。

前の章のアンテナ線の設置イメージでご紹介しましたように、分配器を壁のアンテナ端子に差込み、分配器にある2つのアンテナ端子のそれぞれにアンテナケーブルを差し込むだけです。(2本のアンテナケーブルのうち、1本は従来から設置のテレビに、もう1本はポータブルテレビの本体に差し込みます)

これは分配器(地上/BS/CSデジタル放送対応 2分配器)を3方向から撮影したものです。
Tの字を逆さにしたような形です。上の部分が壁のアンテナ端子に差込む口です。

bunpaiki201612_02

bunpaiki201612_03

スポンサーリンク

bunpaiki201612_04

今回、分配器と共に購入したアンテナケーブル(3m)です。
一方の端子はL字型で、反対側の端子はまっすぐな形状になっています。どちらも真ん中には針状の突起があります。

bunpaiki201612_05

bunpaiki201612_06

購入したポータブルテレビはフルセグで防水機能つき

わが家で購入したパナソニックのポータブルテレビ(プライベート・ビエラ:UN-15TD6)について、ご参考までに概要をご紹介いたします。

ポータブルテレビを使ってよかったと思うことや気づいた点については、以下の関連記事にまとめていますので、よろしければそちらもご覧ください。

テレビのアンテナが無い部屋にポータブルテレビ。使ってみた感想

家の好きな場所でテレビが見れる

モニターと本体(チューナー部分)が分離したセパレート型になっています。
ですので、本体をアンテナ端子のある部屋に設置すれば、アンテナ線の無い部屋でもモニターを置くだけでフルハイビジョン放送を見ることができます。

モニターの大きさは15v型で、重さ約1.32kg、さらに手さげ状のスタンドがついているので、持ち運びも楽です。
モニターを置いてテレビを見る時には、スタンドを背面に人の字の状態にしてモニターを立て掛けます。スタンドは見やすい角度に調整が可能です。

モニターはご覧のとおり、かなり薄いです。

防水なのでお風呂でも使用可能

IPX6/IPX7相当の防水モニターなので、お風呂やキッチンなど水回りでも使えます。

モニターにはバッテリーが内臓されており、水回りなどコンセントが無い場合は、コンセントを外してバッテリーでテレビを見ることができます。カタログ上、持続時間は約3時間30分、充電時間は約4時間となっています。

テレビの録画も可能

500GBのハードディスクを本体に内蔵しているので、テレビの録画も可能です。更にブルーレイ/DVDプレーヤーも備えています。
なおモニターの大きさが15v型のものを購入したのですが、店頭では7万円を切る価格で販売されていました。

まとめ

アンテナ端子が無い部屋でもテレビを見るために、モニターと本体(チューナー部分)が分離したタイプのポータブルテレビを使う方法をご紹介いたしました。
わが家で木造で、モニターと本体を隣同士の部屋にそれぞれ設置しましたので、とくに問題はありませんでした。
(本体は二階に設置しているのですが、試しにモニターを一階の台所や浴室に持っていってもテレビを見ることができました)

しかし設置している環境など、条件によってはモニター側で十分な受信ができなくなります。例えば、モニターと本体の間にコンクリートの壁が存在している、鉄筋や金属製の家具などの障害物があるなどの場合です。

そういったことから、オフィスではなく木造の住宅で使うのがよいと考えます。
ご検討の参考にしていただけましたら幸いです。

スポンサーリンク

-生活