お風呂のカビはお湯で退治できる?ミョウバンは有効?
2017/01/22
お風呂の掃除は大変なのに、やってもすぐにカビが生えてきてヌルヌルになってしまいがちですよね。
そこで、お風呂掃除でやっかいなカビについて、対策を考えてみます。
お風呂のカビはお湯で退治できる?
お風呂に生えたカビ、例えばゴムパッキンや、タイルの目地に深く入り込んでしまった状態でも50度のお湯を、1分以上シャワーを掛ければカビの根まで退治できる、と聞きます。
そこで、50度のシャワーのお湯を掛けることにしました。
50度のシャワーのお湯
お風呂の給湯の設定温度を50度、更に55度にしてシャワーでお湯をかけてみたところ、シャワーから出てくるお湯は実際には、それほどの熱湯ではありませんでした。
わが家では、通常40度くらいに設定しており、確かにそれよりは熱いのですが、実際にはヤケド防止なのか、それともわが家の給湯器の能力不足かもしれないですが、カビの根まで退治できるようなお湯ではありませんでした。それよりも、ガスと水が流しっぱなしになるのが一番の難点と感じました。
そこで、次にスチームクリーナーについて考えてみます。
スチームクリーナーとは、約100℃のスチーム(蒸気)の力を利用して、ガスレンジの油汚れや窓のサッシなどの掃除を行えるというものです。本体に水を入れて、スイッチを入れると電気で加熱した高温の蒸気が出てきて、汚れを洗い流すことができます。
わが家では、スチームクリーナーの小型ハンディタイプを購入しています。
ハンディタイプのスチームクリーナーの使用感
洗浄に使うのは水だけですので、一般的な浴室用カビとり剤(塩素系の泡を吹き付けるタイプのものなど)のように、喉や目が刺激されないのがメリットです。また、シャワーのように大量の水やガスを使うこともありません。
高温の蒸気を当てるので、ヌルヌルしたカビが綺麗に落ちました。
(気になった点)
- 最初に目立たない箇所で壁などが変色しないか、チェックが要ります。
- 電源を確保するため、浴室まで延長用のコンセントのケーブルが必要になります。
- 本体内のタンクに、約5分毎に水を補充しなければいけません。
上記の気になる点があるので大掃除とか、気合をいれて掃除するときに使うとよいと思います。
カビにミョウバンは有効?
スプレーのように泡を吹き付けるタイプの浴室用カビとり剤は、浴室の掃除では普通にご利用されていると思います。殺菌作用を持っていますし、カビが作る色素を漂白する作用もあります。
ただし、使用の際には換気をして喉や目が痛くならないように注意します。また、とくに目に入らないようにゴーグル等を着用するなど注意します。また天井など、目の高さよりも高い場所は液が垂れてくる可能性があるので直接、振り掛けるのはやめましょう。
ミョウバンをカビの予防用に使う手もあります。
浴室のカビには10倍の希釈液を掛けることでヌルヌルが取れてきます。カビが酷い場合にはカビ取り剤で処理した後にミョウバン水の希釈液をスプレーしておけばカビの発生の抑止に効果があります。
スーパーや薬局で「焼きミョウバン」が例えば100gのものが300円前後で売られています。
浴室などの掃除にはミョウバン水希釈液にして使います。
ミョウバン水の作り方
(1)用意するもの
- 焼きミョウバン 50g
- 1.5リットル以上のペットボトル(ミョウバン水原液用) ※
- スプレー容器(ミョウバン10倍希釈液用。100均で入手可能)
※ 1.8リットルのほうが、上部に空間が残るのでペットボトルを振ってミョウバンを溶かしやすいです。
(2)ミョウバン水原液の作り方
上記で用意したペットボトルに下記を入れて、よく振ります。
- 焼きミョウバン 50g
- 水道水 1.5リットル
ミョウバンはすぐには溶けませんのでそのまま一日、置いておきます。ミョウバンの結晶が溶けきると、液体が透明になります。
私が作ったときは、翌朝透明になっていましたが、一部が溶けきらないで底に溜まっていました。ですので、再びペットボトルを振って溶かすようにしました。
原液が出来上がりましたら間違えないように、容器に「ミョウバン水原液」と書いたラベルを貼っておきます。
(3)使い方
出来上がったミョウバン水原液は10倍に薄めて使います。上記で用意したスプレー容器に10倍に希釈した液を入れて浴室の壁などにスプレーして使います。
(4)保存方法と使用期限
ミョウバン水原液は冷蔵庫で約1ヶ月、保存できます。原液を水で薄めた希釈液は1週間以内に使い切るようにします。使い残したら処分して、また新しく作るようにします。
お風呂でカビが天井に生えた場合
先ほどご紹介したとおり、お風呂でカビが天井に生えた場合はカビ取り剤を直接、天井や高い壁に吹き付けると垂れてくる可能性があります。
そこで、カビ取り剤を雑巾に付けてからお掃除用のワイパー等に巻きつけて天井を拭くようにします。その後、数回水拭きをしてください。
作業の際には、目に入らないようにとくに注意しましょう。
(ご注意)
- 目を保護するため、ゴーグル等を着用しましょう。
- カビ取り剤の液垂れを防ぐため、雑巾に付けすぎないようにする。
- 浴槽のヘリに立って作業をするのは滑ったりして危険なので避ける。
まとめ
お風呂のカビ掃除でお手軽なのが、カビ取り剤、カビの発生の予防には、ミョウバン水が使えます。カビの根まで退治する効果が期待できるが、扱いが少々面倒に思えるのがスチームクリーナーです。
ご参考になれば嬉しいです。