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季節の行事

年賀状 喪中にするかどうかの範囲は?喪中はがきの時期と寒中見舞い

2017/01/22

同居していない近親者、例えば遠くに暮らしている兄弟などが亡くなられた場合に、自分も喪中はがきを出すべきかどうか、お悩みではないでしょうか。
このような場合はどうすればよいのか、考えてみます。

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年賀状 喪中にするかどうかの範囲は?

喪中はがきは、地域や各家庭などで考え方が異なり、これが唯一の正解といえるものではありません。近親者が亡くなられた場合に喪中はがきを出すか、それとも例年どおりに年賀はがきするかどうかの判断も異なってくる場合があります。

一般的には、配偶者と、1親等(子供、父母)、2親等(孫、兄弟姉妹、祖父母)までの、同居している家族が亡くなった場合に喪中はがき(年賀欠礼)を出すことが多いです。

(自分の配偶者の血族の親等は、配偶者を基準にして親等を数えます。例えば、妻の両親は、自分(夫)から見ても1親等と数えます。妻の祖父母、兄弟姉妹は2親等になります)

ただし、例えば同居していない兄弟などが亡くなった場合でも故人への想いで喪中はがきを出しても問題ありません。
喪中はがきの判断の際には両親など、年長者にご相談してみるのもいいと思います。

喪中はがきの時期 年末は遅い?

では、喪中はがきを出すとした場合にはいつまでに出すべきでしょうか。

相手のほうで年賀状を用意してから喪中はがきが届いても困るので、11月末までに届くようにします。遅くとも、郵便局が年賀はがきの受付を始める12月15日までには相手に届くように出しましょう。

喪中はがきを出す相手 親戚は?

一般的に仕事関係者には、喪中はがきを出しません。
それ以外の、年賀状のやり取りをしているかたには、相手が年賀状を出す前に喪中はがきを出しますが、身内については、どこまで出すべきでしょうか。

喪中であることをあらためて申し伝える必要のない身内には出さないことが多いです。
例えば、毎年、年賀状をやりとりしている叔父(父親の兄弟)がいて今回、父親が亡くなったとした場合、自分と叔父の間で、わざわざ喪中はがきを出しあう必要はないと思います。

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ただし、上記の例で自分が既婚(夫)である場合、夫側の喪中について、妻側の親族には喪中はがきを出すほうがよいでしょう。
(妻側の喪中なら夫側の親族へ、つまり配偶者の親族には出すようにします)

また、夫婦連名で喪中はがきを出す際は夫から見た続柄とします。
私の家内の兄が亡くなったとき、私にとっては義理の兄弟(義兄)ですので、私(夫)側の親族には続柄、故人のお名前、年齢(数え年)を入れた以下の文面で出しました。

(文面)

喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます

 ○○月○○日に義兄□□(フルネーム)が
 ○○歳にて永眠いたしました

 ここに本年中賜りましたご厚情を感謝申し上げ
 明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます

  平成○○年○○月

喪中はがきと寒中見舞いの違い

喪中はがきは、正式には年賀欠礼状といいます。
近親者に1年以内に不幸があった場合、年賀を欠礼する(今回は年賀状を出さない旨をお伝えする)ためにお送りするものです。

喪中のかたが、今回は喪中につき年賀状を控えさせていただきます、という旨をあらかじめ伝えるために喪中ハガキを出します。
(年賀状を受け取らないという意味ではありません)

先ほど、喪中はがきは早めに出すものとご紹介しましたが、なかには年末に亡くなるかたもいらっしゃいます。
その場合は、松の内(1月7日まで、地域によっては1月15日まで)を過ぎてから、寒中見舞いを出すようにします。

寒中見舞いはもともとは、寒さが厳しい季節に近況を報告し合ったりする挨拶状です。現在は(年末近くに亡くなった等で)欠礼が間に合わない、または喪中と知らずに年賀状が届いたかたに、松の内が明けてから返信として送る使い方をされています。

寒中見舞いには、郵便局で販売している「通常はがき」(いわゆる官製はがき)か、一般の私製ハガキを使います。年賀状は使いません。

まとめ

年賀欠礼して喪中はがきを出す場合や、出す場合の時期などについてご紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。

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