地震対策 家庭でできること。防災グッズで必要なものは?
2020/07/31
東日本大震災が発生してから地震などの災害について、事前に何か準備をしておこうとお考えのかたも多いと思います。
そこで、家庭でできる準備について考えてみたいと思います。
地震対策 家庭でできること
地震などの災害対策として事前に以下を行っておきます。
1.家族で認識合わせをしておくこと
まず、日頃の準備として、家族で以下を話し合っておきます。
- 居住地の避難場所、避難経路の確認
- 家族の連絡先、避難場所を決めておく
- ハザードマップなどで危険箇所を確認しておく
2.家具などの安全対策
家の中の安全対策として、以下を行っておきます。
- タンス・棚
- テレビ
- 冷蔵庫
- ストーブ
- 窓
家具の転倒防止用の金具や突っ張りタイプの家具固定器具で固定する。
両開きタイプのものは扉が開かないように止め金具をつけ、ガラス面には飛散防止フィルムを貼る。
※ こういった家具固定器具は強度を保つため、手前側ではなく奥側というか壁ぎわに設置してください。また、家具の両側の位置に設置します。写真は家具固定器具で食器棚を固定した例です。
滑り止めや耐震マットなどで固定する。
冷蔵庫の上部をベルトなどで背面の壁に固定する。転倒防止用の専用べルトが市販されている。
耐震自動消火装置付きのものを選ぶ。また、周囲に燃えやすい物を置かない。
窓ガラスの飛散防止シートを貼る。カーテンを引いて就寝するようにするだけでも効果がある。
3.非常持ち出し品を用意しておく
非常持ち出し品など、防災グッズは次章でご説明します。
防災グッズ 必要なもののリスト
救援物資は、全ての地域に翌日などに届くわけではなく、行き渡るのに3日くらい要します。
ですので、最低限3日分(できれば7日分)の水と食料品を用意しておくことが必要です。
また、防災用品は食料、水、現金、小型ラジオなどの(非常用持ち出し品)と、ライフラインが絶たれて自宅で生活する為の(非常用備蓄品)の2つに分けて準備しておくことをお奨めします。
非常用持ち出し品の袋はリュックなどに入れて玄関のそばにおいておき、すぐに持ち出せるようにしておきます。
また、非常用備蓄品は、探しやすい場所に保存するとよいです。
(1)非常用持ち出し品
非常持出袋に入れるべき物には、以下があげられます。
- 水(ペットボトル)
- 乾パンなどの食料
- 携帯用ラジオ
- LEDライト
- ライター
- マスク
- 手袋(軍手)
- 衣類(下着、防寒具など)
- 衛生用品(タオル、ウェットティッシュなど)
- ゴミ袋
- 雨具(レインコートなど)
- 絆創膏
- 現金
水と乾パンをリュックに入れていたのですが、わが家では家族全員の分を1つのリュックに入れようとしたため重くなってしまいました。
これを背負って避難するのは厳しい状態でしたので避難所まで行けることを優先して水と乾パンを思い切って最小限に減らしました。
(2)非常用備蓄品
次は、自宅で生活する為の非常用備蓄品です。
- 水
- 食料
- カセットコンロ本体
- カセットボンベ(ガス缶)
- 紙皿、紙コップ、割り箸
- ラップ、アルミホイル
- 懐中電灯、予備の電池
- 手回し発電機付きのライト
- 非常用トイレ
- トイレットペーパー
- 紙おむつ
- 給水用の水タンク
- ゴミ袋
飲料水は1人1日あたり2リットルは必要です。
500ミリペットボトル×24本(計12リットル)で買うとしたら、2セット(24リットル、4人家族で3日分)は必要となります。
できれば7日分備蓄したいものです。
主食、缶詰、フリーズドライ、レトルト食品など。
ラジオ、携帯電話充電機能付きのものがおすすめです。電池切れの心配がなく、ラジオで情報収集ができるのはポイントが高いです。
また、携帯・スマホを充電できるのでネットが生きていれば、SNSでやり取りや、情報収集ができます。
給水車の水を入れる。5リットルか10リットルのタンク。
雨具の代用にしてかぶる。二重にして給水車の水を入れる。トイレの代用。防寒、防水など、用途多数です。
防災グッズ 我が家で見直した場合
我が家の非常用備蓄品を見直しました。ご参考までに紹介します。
- 備蓄用トイレットペーパー
- 黒い大きなゴミ袋
- 排泄物を固める薬剤
- 無洗米 2kg
- カセットコンロ本体
- カセットボンベ(ガス缶)3本組み
- 手回し充電式のラジオ
1セットで、6ロール入っています。1ロールが長巻き150mで、通常の約2.5倍の長さとなっています。
1セットで4人家族が約1ヶ月使用可能。5年をメドに入れ替えが必要です。
>>とくに問題ないと思います。
ポリエチレン製。45リットルの袋(Lサイズ)。20枚入り。
100均で2セット購入しているので、計40枚です。
>>これは少ないです。トイレ用にMサイズなどを100枚から200枚、追加で購入しようと思います。
40回分(4000円)
>>これも少ないですが、新聞紙があれば代用できるので追加購入はしないつもりです。
>>これも少ないです。4人家族で1日4合(約600g)を食べるとしたら、3日程度で消費してしまいます。7日分なら4kg以上なので追加で2kg以上は必要です。
(1セットで約500円。2セット保有)
>>ボンベ1本の燃焼時間は、強火で約1時間。6本ですから6時間分となります。1日1回だけお米を炊くとしたら6日分ですが、あと2セットほど追加したほうがよさそうです。
手回し発電でスマホ、携帯電話も充電可能、約3000円
>>思ったほど高くないので、購入しました。使用しないに越したことはないですが。
まとめ
最初にご紹介しましたとおり、まずは、日頃の準備として、家族で避難場所などを話し合っておくことが大事です。
そして万が一のときはできるだけあわてずに自分の身を守ります。
(落下物に注意します)
家屋が倒壊する恐れがあれば家から避難します。必要に応じて消防署などに通報します。
避難所まで避難する際は飛散したガラス類や倒壊したブロック塀などに気をつけるようにしましょう。
ご参考にしていただけましたら幸いです。