ガスコンロの五徳の掃除を簡単にするには?ひと手間でもっと簡単に
2017/01/22
ガスコンロのお掃除、とくに五徳の掃除はカチカチになった汚れが付着して面倒なものです。気がついたときにお掃除をしても、力を込めてこすらなければならず、とても大変です。
そこであまり手間やお金をかけずにできるやり方をご紹介します。
ガスコンロの五徳の掃除を簡単にするには?
ガスコンロの五徳を掃除するには、つけ置きをします。
準備
<用意するもの>
- 金属製のボウル
- お湯
- 重曹
- ふきん
- 古い歯ブラシ
金属製のボウルは食器洗いの際に使うもので、五徳が入る大きさであれば結構です。
油汚れは酸性ですので、アルカリ性である重曹を使います。
重曹は、スーパーやドラッグストアで購入できます。値段は600g入りで300円ほどです。近所のドラッグストアでは洗剤売り場に置いてありました。
お湯は五徳がボウルの中に浸かる量を用意します。スパゲッティを茹でることができる大きめの鍋で沸かすなどします。
お湯が沸いたらボウルにお湯を移し替えます。小さめの片手鍋を使って少しずつお湯をボウルに注ぐなどして、ヤケドには充分注意しながら行なってください。
ボウルにお湯を移したら、重曹を混ぜ合わせてつけ置き用の洗剤を作ります。
重曹はお湯1リットルにつき、大さじ1杯を目安にしてください。汚れがひどいときは重曹の量を多めにします。
2時間ほどつけ置きしておきます。
掃除前の状態
掃除前の状態はこのような感じです。
ガスコンロ全体
五徳
五徳の掃除
つけ置きすると、五徳の表面にこびりついていた油汚れが溶け出して、お湯が黄ばんできます(写真)。
2時間経ちましたら、台所の油汚れ用の合成洗剤を使って五徳を手洗いします。
私が使ったのはスーパーでよく見かけるエメラルドグリーンの色をした、キッチン周りの油汚れ用の液体洗剤です。ハンディボトル式で泡状の洗剤を吹き付けることができます。アルカリ性の表示です(写真)。
手洗いで軽くこするだけで、こびりついていた油汚れが簡単に取れました。最後に水洗いをしたのですが、五徳を手でこするとキュッキュッという感触になったのには感動しました。
五徳はもともと黒い色なので写真では見えにくいのですが、すっかり綺麗になりました。
ガスコンロのガラストップとバーナー部分の掃除
五徳をつけ置きしている間に、ガスコンロのガラストップとバーナー部分も掃除します。
五徳とバーナーキャップ(黒くて丸い部品)、さらに魚焼きの煙の排出部分の黒い覆いを取り外します。そしてハンディボトルから洗剤を泡状にふりかけました(写真)。
なお五徳やバーナーキャップを外すと丸い穴が現れ、そこから内部の配管が見えます。内部に水が染み込まないようにする為には、ふきんで穴を塞ぐようにしてください。
数分したら、古い歯ブラシでバーナーキャップの裏表を軽くこすります。バーナーキャップの裏側は凹凸が多い形なので歯ブラシでこすりました。
ガスコンロのガラストップは、ふきんで軽く拭くだけで綺麗になりました。
バーナーを取り巻いている、丸い金属の円盤状の部分もふきんを使います。細かい部分にこびりついた汚れは手の爪で擦り取りましたが、爪楊枝でもいいです。
ただ、この部分はこびり付いていた汚れが取りきれませんでした。以前に金属たわしやクレンザーでこすったことがあって、細かいキズができているせいかも知れません。
ガスコンロは金属たわしなどでこすらずに、柔らかいふきんやスポンジ等で掃除するようにしましょう。
仕上げ
最後に、
- 五徳
- バーナーキャップ
- 魚焼きの煙の排出部分の黒い覆い
をキッチンペーパーで拭いてから、元通りに設置しました(写真)。
そして残った水分を取り除くために1箇所ずつバーナーに点火して、それぞれが正常に燃焼することを確かめました。(バーナーは3口ありましたが、念のため1口ずつ順番に行いました)
日頃のひと手間でもっと簡単に
このようにして綺麗にしても、もう翌日にはガスコンロも五徳も汚れてしまいます。そこでひと手間だけ加えることをお奨めします。
食器洗いでは台所用中性洗剤を入れたお湯をボウルやシンクに張っていますので、そこで食器洗いの最後に五徳もついでに洗うようにするのです。
ガスコンロは、そのお湯でふきんを絞って表面をさっと拭きます。とくにバーナーの丸い金属の円盤状の部分についた汚れを忘れず拭くようにします。
汚れが固くこびりつく前ですと簡単にとれますので、是非お試しください。
まとめ
ガスコンロのお掃除、とくに五徳の掃除についてご紹介しました。
五徳をつけ置きしている間は、例えば上でご紹介したガスコンロのお掃除や、他の事などに使うようにすれば時間が有効に使えます。
手順もそれほど難しくないので、ご主人などにガスコンロのお掃除をお願いするのも手です。
そして、日頃の食器洗いにひと手間を加えて、汚れをあまりひどくしないようにすることです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。