初節句となるひな祭りの祝い方 お祝いのお返しは両親にするもの?
2017/02/15
生れた赤ちゃんが初めて迎える節句をお祝いするのを初節句といい、女の子だと3月3日の桃の節句にお祝いをします。
ところで初節句のお祝いとは、どのくらいのことをすればいいのでしょうか。
雛人形をお飾りして夫婦の両親を招待し、ちらし寿司などでお祝いするとは思っていても、両親が遠くに住んでいると交通費も結構たいへんです。
やはり両家の親を呼んで初節句のお祝いをしたほうがいいのか、それとも子供と夫婦だけでお祝いをしたほうがいいのか、悩んだりしませんか。
そこでこのような場合、初節句のお祝いはどのようにしたらいいのかを考えてみます。
初節句となるひな祭りの祝い方
初節句は両親を招待して食事会をするもの?
夫婦の両親(子供の祖父母)が近くに住んでいれば、招待して初節句のお祝いをすることが多くなります。逆に遠くにいるなら、わざわざ呼んで盛大にお祝いするというのはそれほど一般的とは言えません。子供と夫婦だけでお祝いをしています。
また、両親が近くに住んでいても初節句をお祝いする習慣がなく、子供と夫婦だけでお祝いするというご家庭もあります。初節句をお祝いするという習慣がないお家や地方もあります。
このように初節句のお祝いの在りようは様々です。
初節句となるひな祭りの祝い方の例
ご参考までに初節句のひな祭りの祝い方の例をご紹介します。各家庭によっていろいろです。
- 両親とは離れて暮らしている。初節句の時も含め、人を招いてのひな祭りは一度もやった事がない。小さな陶器製の雛人形を夫婦で用意して飾った。毎年、ケーキは買っている。
- 「ひな祭り」はやっていない。初節句の時もいただいたお人形を飾って、写真を撮っただけ。毎年雛人形は必ず飾り、はまぐりの潮汁(うしおじる、お吸い物)を作る。
- 妻の実家に住んでいるが、お祝い事にあまり関心がない家で、行事ごとはしない。3月3日はお雛様を飾って夕飯にちらし寿司を食べる。
- (人を招待してお祝いした例)妻の実家からいただいた雛人形を数日前から飾っていた。初節句の当日は家に招待して皆でお祝いをした。
招待した人は両家の親、親戚や友人、お祝いをいただいた方。料理はちらし寿司と、はまぐりのお吸い物、煮物など。ケーキと桜餅も用意してお誕生日会のような感じでお祝いした。
お祝いのお返しは両親にするもの?
初節句のお祝いをご両親からいただいた場合のお返しはどうしたらよいでしょうか。
子供の成長のお祝い(初節句、入園・入学・進学祝など)には、本来お返しは必要ありません。兄弟や親族などお付き合いの都合上、お返しをしたいという場合には内祝いを贈りますが、夫婦の親であれば赤ちゃんとお祝いのお膳を囲むことがお返しとなります。
両親を招待して一緒にお祝いができない場合は、お祝いをいただいてからまず電話と、あまり間を置かずにお礼の手紙を送ります。手紙にはお礼のほかに、例えばお祝い金を子供服や貯金など、子供のために使わせていただいた旨を書き添えるとベターです。
また初節句で撮った写真と小さな手形なども、後日あらためて送って差し上げてはいかがでしょうか。
まとめ
初節句とはこうすべきものだとか、正式なやり方があるように思いがちですが、本当はそれぞれの地方やお家によって違っているのが自然だと思います。簡単なものでもいいので思いを込めたお祝いをして、子供の成長をみんなでお祝いできたらうれしいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。