危険物乙4で受かるコツ。問題集のおすすめは?
2020/06/01
仕事をしながら資格試験の勉強をする場合、限られた時間や体力をうまく使うことが合格につながります。それにはやみくもに頑張るのではなく、できるだけ効率的に勉強する方法が必要です。
私は危険物取扱者の乙種第4類(乙4)を受験して合格できたのですが、その経験からつかんだ乙4で受かる勉強方法をご紹介いたします。
危険物乙4で受かるコツ
乙4は覚えるべき内容が多いので、以下のようにして進めてください。
とにかく問題集を解いて覚える。
最初は知識が無いので、参考書やテキストを一通り読んでから問題集を解きたくなります。しかし、働いているのであまり勉強時間は取れません。さっさと問題集を解いて覚える方針で行くほうがいいです。
それにテキストを読むよりは、問題を解くほうが印象に残って覚え易いものです。
完璧に理解したり、暗記しようとしないこと。
試験までに合格に必要な知識が身に付いていればいいのです。完全に覚えようとすると時間がいくらあっても足りません。
問題集は3回繰り返し解くこと。
その代わり、完璧にやらなくてもいいと割り切ります。とくに法令の分野はなじみが無いですから1回目ではほとんど解けません。
最初は我慢してとにかく進めてください。1問解いて正解できなかったら解説を読み、覚えるべき箇所にマーカーを引きます。正解/不正解のいずれであってもあまり時間を掛けずに、次の問題に取り掛かってください。
そして、同じ問題集を最低3回解くスケジュールで進めます。
一冊の問題集だけ使う。
限られた時間しかないので、手を広げるべきではありません。テキストは使っても構いませんが、より詳しい説明や図が欲しいときに参照する感じで、補助的な使い方をします。
問題集は解説が詳しいものを選ぶ。
いい問題集は解説が上手くまとまっていて分かりやすいです。
次章の「乙4の問題集のおすすめは?」で、実際に使ってみてよかった問題集をご紹介していますので是非ご覧ください。
計算問題は手を動かして解く。
例えば指定数量の計算問題があるのですが、紙のメモ帳を用意して実際に計算式を書きながら計算することで覚え易くなります。計算自体は難しくありませんので計算問題が出てきたらラッキーと思えるようになります。
乙4の問題集のおすすめは?
では、乙4の勉強におすすめの問題集をご紹介します。
・おすすめの問題集の特徴
同じような内容の問題が数問続いていて、問題のすぐ次に解説と回答が載っている形式の問題集を使うことをおすすめします。
似たような問題を続けて解くと、先ほど解けなかった問題の文章が今の問題の解説の役目を果たしていることがあり、そのおかげで解けることがあります。たとえ1問目は解けなくても印象には残っているので、2問目、3問目と続くと解ける確率が高くなります。
問題集の具体例はこちらです。
『乙種第4類 危険物取扱者 精選問題300選』 弘文社
過去問を集めた問題集。全部で300問が掲載されています。解説がわかりやすいのと、同じ傾向の問題が数問続く構成なのでおすすめです。私は主にこれを使って勉強しました。
また、暗記用の語呂合わせも記載されており、暗記の助けになりました。
『乙種4類 危険物取扱者試験』 資格出版
こちらも解説が丁寧で、同じような内容の問題が複数続く構成になっています。こちらは全525問です。
乙4のテキスト
乙4のテキストをご紹介します。
『新訂版 乙種4類 危険物取扱者テキスト』 実教出版
私は先ほどの『精選問題300選』の問題集を使っていたのですが、補助としてこのテキストを使いました。
例えば製造所等がどういう建物なのかイメージをつかみずらい時に図を見てイメージを確認することができました。あと問題集の解説では分からないこともたまにあったので、そういう場合にもこのテキストを読んでいました。
なお巻末には本試験と同じ形式と問題数(全35問)の模擬試験問題が3回分、掲載されています。
まとめ
仕事をしながら乙4を受験して合格する勉強方法をご紹介いたしました。
例えばトラブル対応とか、新しい仕事や部署に異動になったなど、どうしても勉強までエネルギーがまわらない場合もあると思います。そういう時は一旦は勉強から離れ、時期を見計らってから復帰するのも有りです。
ご参考にしていただければ嬉しいです。