潰瘍性大腸炎 寛解の時の食事と薬の服用。ストレスは悪化の要因
2017/04/17
潰瘍性大腸炎という病気は症状が落ち着いているとき(寛解)と再発するとき(再燃)を繰り返します。
そこで寛解期をできるだけ長くするのが重要となります。私の場合、寛解期にどのようなことに気をつけているか、以下にご紹介させていただきます。
潰瘍性大腸炎 寛解の時の食事
食事の注意点
潰瘍性大腸炎の寛解を維持するにあたり、食事の注意点としては、一般的に以下のことがいわれています。
- 脂肪の多いものは避ける
- 植物性の食品や魚介類からたんぱく質を摂取する
- 食物繊維を制限する
- 刺激の強いものを避ける
消化時間が長く、腸に負担なので脂肪の多い食品は減らす。
(肉類の脂、バター、マーガリン、ごま油など)
肉類は炎症を悪化させる場合がある。そこで、脂肪の少ないもも肉、ヒレ肉、ささみなどを食べるようにする。
食物繊維は腸管に刺激を与えるため、取りすぎに注意する。
香辛料、炭酸飲料、アルコールなどは腸を刺激して、下痢になりやすい。
食事の注意点2
私も潰瘍性大腸炎で入院した時、退院する前に、栄養士の方から指導を受けました。
その時思ったのは、食べられるものがないじゃないか!ということでした。
その後、この病気と付き合ってきて、痛い目にあったりしながら試行錯誤して、いまでは以下を守るようにしています。
- 食べ過ぎない
- 肉類は量を控える
- 大きく切られた野菜は食べない
少し食べ過ぎると、消化できる量を超えてしまい、下痢になります。また、冷たい飲み物をたくさん飲むのもよくありません。ペットボトルで少しずつ飲むようにしています。
この病気になる前と比べると半分くらいの量になりました。我慢しているというよりは体が欲しなくなった感じです。
繊維質のものは負担になるようで消化できずに、形が残ったまま排出されます。
寛解の時の薬の服用について
潰瘍性大腸炎は、寛解の時期は腹痛や下血、高熱など症状が治まっていて普通の方と同じような生活ができます。
そのため、処方された薬を飲むのが面倒になったり、忘れたりしがちです。ても、医師の指示どおり薬を服用し続けることが大事です。決して自己判断で薬を中断しないようにしてください。
また、薬の服用ではないのですが、よく会社の健康診断で胃のレントゲンがあります。
検査後、バリウムを排出するために下剤を飲むのですが、私の経験からいうとこれは腸の負担になるようです。
私の場合は、バリウムの検査のあとに熱が出たり、体調をくずしていました。
2回試してみましたが2回とも体調をくずしましたので、それからは、事前に会社経由で頼んで胃カメラにしてもらっています。
胃カメラを飲み込む時は少し苦しいですが検査は15分くらいで終わりますので、私にはこちらが合っているようです。
ストレスは悪化の要因
潰瘍性大腸炎は、治療を受けて、症状が治まっても急に病状が悪化することがあります。
寛解期は食生活をはじめ、普通の生活ができますが、過重なストレスがかかると症状が再発する場合があります。
また私の場合は、深夜まで作業したりして体に負担をかけると大腸の動きが悪くなり、便秘で非常に苦しむことになります。
便意があってトイレに入っても便が出ないのでトイレから出るのですが、やはりおなかが張っていて苦しいのです。そこでまたトイレに入るのですが、やはり出ないのです。
こんな感じで2、3日続きます。その間はとても苦しいものです。
まとめ
気をつけていても再燃するときは再燃します。その際は病院で受診するのはもちろんですが、日頃の心構えとしては気を楽に持って、処方された薬はきちんと飲んで、食生活に気をつけることでなんとか頑張れます。
しかし、結局のところは、薬に頼り切るのではなく、体に負担をかけすぎないようにして、疲れたら体を休ませることが一番重要なことだと感じています。
ご参考にしていただけましたら幸いです。